松の木が印象的。Johnは駅から少し歩く住宅街の鎌倉材木座にあるギャラリーカフェ。古民家一軒家のお店の前にはチャイルドシート付きの自転車が並んでいるのは、地元のお客さんが多い証。今日は久しぶりの「小禄珈琲」の日(*「小禄珈琲」は不定期営業になります)。リノベーションされた店内は高めのカウンターの席も低めのテーブルの席も満席状態。
普段のJohnカフェでは、焼き菓子を提供しているBakeromiさんが、この日は在店して生菓子を、フォトグラファーの小禄さんがコーヒーを丁寧に入れてくれる特別な日曜日。このお二人は地元在住のご夫婦、ギャラリーで展示していたのも、ご近所さんのイラストレーターの岡本果倫さん。
みんなは、私と畑のお仲間であったりもします。他にも知った顔に出会えたり。わざわざ連絡は取らないけれど、顔を合わせればちょこっと会話をするのが、この街らしい。もちろん美味しい噂と心地よいJohnの空間を求めて、遠方からのお客さんもいらしてます。
日本家屋の中の視点はもっと低い位置にあるはずだけど、手前側のカウンターのスツールに座った私の目線は、高い位置に。そこから空間を眺めるのは不思議な感覚。木枠の窓ガラス越しに見える庭の緑、コーヒーを入れる手元、ギャラリーを訪れる人たちの様子。このまま、ぼーっとしていると、意識がどんどん上にあがってしまいそう……。っとなったところに、しぼりたてのマロンクリームをまとったモンブランとハンドドリップの珈琲。目の前の美味しいに視点を戻して、ゆっくり味わって。
お酒好きの私に、モンブランに国産ラムを多めに忍ばせたんだよと帰り際にBakeromiさんが教えてくれました。やさしいな、ごちそうさま。今日は、街には行かず、海岸で夕焼け見て帰ろう、Johnの時間の余韻に浸って。